利尻・礼文 登山ガイド

北海道の利尻山と礼文島のトレッキングガイド。
「花の浮島」と呼ばれる礼文島は風の影響で樹木が極端に少なく、なだらかな丘陵には笹原と高山植物に彩られた草原が広がっています。
今回は一部を歩いただけですが、島を縦断するロングルートもあり、草原に刻まれたトレイルを見ていると歩いてみたい衝動にかられます。
利尻島は周囲60kmのほぼ円形の島。
その中心に成層火山だった利尻山が聳えているという、誰が見ても目を引く島です。
しかも北海道の最北近くに位置するのですから、それだけで魅力があります。
また、高山植物も礼文島同様に多くて、固有種もあり、今回はその中でもリシシヒナゲシを見るのが目的のひとつでした。

礼文島から見る利尻山。
周囲60kmほどの小さな島にこれだけ立派な山があることに驚きます。

礼文島のお花畑と入り江。
この風景、いつまでも歩いていたくなります。


礼文島の固有種、レブンウスユキソウ。

礼文島の翌日は朝4時に出発し、利尻山登頂にトライ!
いい天気に恵まれました。
島を取り囲む一面の雲海が圧倒的です。

長官山まで登るといよいよ見えてきました。
利尻山。
とてもかっこいい山容です。

山頂まであとわずか。
ロウソク岩が出迎えてくれます。


そして山頂!
広くはありませんが、山頂はエゾツツジ一面に咲き誇っていました。
そしてロウソク岩の向こうは雲海が切れ、オホーツク海が見えています。
 そして出会えました。
リシリヒナゲシ!
ちょっと遅かったのでなかなか花が見つからなかったのですが、かろうじて2株だけ見ることができました。
僕の好きなアラスカ北極圏ではキョクヒナゲシという同じ種類の花が咲きます。
長い北極圏の旅の途中、荒涼とした岩場に揺れる黄色い花に出会うといつも勇気づけられたものです。

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